ヨコハマ　ハリ・マッサージ　アベニュー

先週末行った「よこはまばし商店街」に

「お昼で入ったソバ屋に帽子を忘れた」

などと女房が言うので，２週続けて行く

羽目になった真金町。

肝心の帽子はと言えば，そのお店には

「見当たりませんでした」と言われ

今朝私がちゃんと自宅２階にあるのを

目撃しました。

何てことないよ，いつもの所にあったぜ。

アホです，あの女。

人は「~が無い！」と思うと半ばパニック

になり，あえていちばん有りそうな所を見なくなっちゃうのかな？　

ええ，もちろん自分経験がありますよ。


前回行った時は大通り公園反対側から入って，ほんとはウナギ屋さんを探していたのですが

一軒あった店は残念，もう品切れなのか，午後２時前にはもう店仕舞い。仕方なくソバ屋で昼を

済ませたのですが，その後大通り公園側のアーケード入り口ちょいて前で，いい感じのウナギ屋を

発見したのです。そこは正にウナギの寝床の様な，入って奥に向かって細長く伸びる，カウンター

席のみの店内。備長炭で焼き上げた蒲焼が出て来るお店だと。

前回そば食った後にこのウナギ屋を見付けた事が残念で，次回は必ず・・と思っていた矢先

意外に早く再来する機会がやって来たので迷わず入店。

カウンター席はせいぜい八席くらい。店主さんと給仕のおばちゃんふたり出切り盛りしてます。

メニューはうな丼並みが７百幾らだか。それに肝吸いとおしんこが付いて来る。白焼きなんかも

ありました。後は串に刺した肝焼きがあって旨そうだった。次回にまた。

うな丼並みを注文しました。ウナギはさばいて下焼してある物を再度炭火焼にしてドンブリ盛りに

なって出て来るので，そう待たされません。さすがに注文してからさばきに入って・・・・・なんて

段取りだと，確かに旨いけど時間が掛かって仕方ありません。

焼き上がってご飯に乗ったうな丼。香りがいい。食感はふっくらしてくどくなく，タレ加減も

申し分ない。悪いのだと皮目が生臭く，食感はまるでゴムのようですが，ここのは皮目もためらい

なく行けます。全体のボリュームは私くらいの年齢だったら充分かな。ご飯の炊き具合も良かった

です。これで７百何ぼ，ですから，とてもリーズナブル。私なんかはウナギこれで大満足。

思えば２千円出して不満の残るウナギをいろいろ食べて来た気がします。その内懐具合が

悪くなって，ウナギから遠ざかってましたが，これからは・・・・・ってところですかね。

ちなみにウナギそのものは国産養殖物です。お持ち帰りもあり，と。いい店ですとよ。


食後はちょっとコーヒーブレーク。なんかこのフレーズ，かび臭いぜ。

言葉が古臭いので，店もレトロなやつをと。

冒頭の写真はドラマ「濱のマイク」にも出てくる喫茶店「マツモト」さんですと。

イナカッペの妻は，こうした所を目ざとく見付けるとですよ。（何ゆえ今日は長崎弁？）

アーケードからちょっと脇に入った所にありました。店内は正に昭和レトロそのまんま。

ディープ・ヨコハマって言葉がふさわしい奥座敷的な店構え。いかした感じのおっちゃんが

ひとりでやってます。

「この人，いろいろ見てきたんだろうなぁ・・・」なんて空想を掻かせる店と主人の雰囲気。

気の利いたスイーツなんぞあえて置いてなく，喫茶店で何故かぜんざいと磯辺焼きが・・・・。

石油ストーブに掛けたやかんからは，湯気が優し気に立ち上がってました。　　おしまい