2010年07月07日

南米料理

南米料理

ここは鶴見本町通2丁目のブラジル料理店「セグレート」

鶴見は割りと古くから南米人街があるところです。今一番南米の人たちが多いと言ったら

トヨタなどを中心とする愛知の企業城下町なんでしょうが,自然発生的に出来上がった

南米人街と言ったらここ鶴見地区なんでしょう。

前々から一度は行ってみたいと思っていたのですが,ようやくこうして来れました。

この日は前日サッカー・ワールドカップでブラジルのチームがまさかの逆転負けをした翌日。

そのせいなのか店は週末の夕飯時にも拘らずガラガラ。

店の歴史と実績はそれなりにあるようで,流行ってないわけではないようです。

多分大勢が昨晩集まって店の大型液晶テレビの前でビール飲みながら大声援送ってたのでは。

落胆のほどが察するに余ります。私も途中まで見てて,ブラジルが1点入れた時点で

「ああ,これゃブラジル逃げ切り展開にもってくだろう・・・」。退屈なその後を予想して

寝床に入ったくらいでしたから。


若い時分には南米を何ヶ月も貧乏旅したもんですが,アンデス山脈沿いに旅したので

南米大陸の中ではブラジル・ウルグアイ・パラグアイは足を踏み入れてはいません。

まぁ当時ブラジルの通貨レアルが高くって近付けなかった・・と言うのが理由なんですが。

残念だったのはこの国の料理です。南米の料理は大概単調で,とにかく肉・肉・肉のオンパレード。

バーベキューとかはさすが本場・・と感心したのですが,申し訳程度の野菜以外はとにかく

肉を食えーっ!て感じです。肉が・・じゃなかった,家畜の頭数が人口より多い,って国が

幾つもある大陸です。でも唯一超山岳国ボリビアは素朴な煮込み料理が主体で美味しかった。

家畜を放牧できるだけの平地に乏しく経済力も隣国アルゼンチンなどと比べると・・と言うのが

理由なんですが,無ければ無いで人間工夫するもんなんですね。色々な部位のわずかな肉と

野菜・穀類でよく煮込んだ物をご飯に混ぜ混ぜして食うランチがけっこうお気に入りでした。


南米料理

これが念願のフェイショアーダ,ブラジル料理の定番の一皿。これが食べたかったのです。

この料理は牛の脊椎をダシにして普通捨ててしまいそうな部位,鼻や耳・蹄近くの肉まで入れ

野菜や豆類でじっくり煮込んだ物です。もちろんモツなども入っているのですが,充分煮込みが

効いてるので臭味は無く,旨味だけが残ってます。

この料理の特徴は小豆が味と色彩のベースになっているところです。なのでスープの色は

正に小豆色。

面白い事に日本人は小豆のスープに違和感を覚え,南米の人たちはそのマメが甘い事に

ギョッとします。

しかしこうして南米風に小豆を煮たものをフルフォレスと言うのですが,一度食べてしまえば

この甘くない小豆煮をご飯に掛けて食うのが病み付きになるほどです。

フェイショアーダはこれに肉の骨のダシにクズ肉や野菜が煮込まれてて,これ南米料理と言う

一品に仕上がっています。 美味い事請け合い。しかもきっと美容や健康にだっていいハズ。

どうぞ,お試しあれ。



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Posted by Brewman at 16:29│Comments(0)グルメ
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