2010年02月19日

マッカラン

マッカラン
ここに写っているのは

よく知られた酒でして

スコットランドの北方

ハイランドはスペイサイド

に蒸留所を構えるシングル

モルト・ウイスキーです。

その名は「マッカラン」

ああなんていい響き。

まだ知らない海の向うの

ロマンスの香りが漂って来そうです。日本でもここのところ良く飲まれているようで普通に

スーパーなどで手に入ります。値も何十年か前からすればきっと安くなったんだと思います。

いい時代になったと言いましょうかこんないい酒が手ごろな所で買える様になったのもこの国の

経済力とデフレのお陰なのかも知れませんが,まあそれも良し悪し。

しかしご覧の通りその後ろに売っているのはクリスマスツリーでして,つまりそれ以後買って

飲んでません。いい酒はたまに飲んでありがたいもの。しばらくはオアズケかな。

こいつマッカランはウイスキーなので度数が40度もあるのですが口当たりが信じられないほどよく

水も氷も要らずクイクイストレートで飲める恐ろしいヤツです。いい意味でクセがなく洋酒ですが

合わせる料理は刺身でも充分いけそうです。自分的には白身魚のカルパッチョなどで是非

飲んでみたいと思います。ああ今度いつ飲めるかなぁ・・・・。

ウイスキーもビールも主原料は大麦です。大雑把に言えばそれを発芽させ煮出し麦汁を作って

酵母で発酵させる,ここまでは大体ビールもウイスキーも一緒です。それを機密性のある樽か

ビンに詰めれば炭酸が溶け込みビールになるし蒸留に掛けオーク材などの木の樽で何年も

寝かせるとウイスキーになります。貯蔵年数が長いほど高価になるのは熟成度の違いばかりでなく

長い年月のうちアルコールですので蒸発して量が減るからのようです。

わたしはとにかくお酒に限らず大麦の飲食物が大好きです。それと言いますのも20代のの若い頃

インド領ではありますがチベット高原のラダック地方をトレッキングした時の事,地元の遊牧民の

家に招かれてあるものをご馳走になりました。それはヨーグルトに彼らチベット族の主食の

ツァンパをぶっ掛け更にその上にザラメ砂糖を降りかけたものでした。このツァンパとは日本で

言う所のはったい粉とか麦焦がしで,煎った大麦を挽いたものです。まぁ我々にとってのきな粉

みたいなもんでしょうか。でも見た目はそば粉の様でそれはまるでヨーグルトの蕎麦がきに

砂糖まぶして食う,みたいな感じがして最初躊躇したほどです。しかしこれが食べてみると

想像を絶する美味さでした。トレッキングで冷たい霧雨が降る中何時間も空気の薄い高所を

歩いて来たと言う条件もあったとは思いますが,生涯口にしたものの中で後にも先にもあれほど

食べ物で感動したものはありません。それ以来わたしは大の大麦ファンになってしまいました。

けっきょく美味いものってのはその土地に暮らす人々がその気候風土に適したものを適量口に

する時最も得られる感動なんじゃないでしょうか。わたしがご馳走になったその時は長時間

歩いていたしそれ以前に約一ヶ月ラダック地方に滞在してましたからきっと体質が適応してたの

だと思います。

まあこんな都会生活を続ける身分として美味いもん食いたいのだったらまずはからだ動かして

せいぜい汗をかく,なんてところでしょうか。



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Posted by Brewman at 13:01│Comments(0)グルメ
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