2010年02月09日

シーズンオブ花粉

シーズンオブ花粉
なんでしょうか今日の

この西風の生ぬるさは。

春風をうれしく思うと

言うよりずっこける

感じですね。

調子がハズれると

言いましょうか。

そしてこの時季こんな

ぬくい風が西から吹き

つけると気掛かりなのは飛来する花粉です。ああこのユウウツが始まるのです・・・・・

このわたくしめも夜半より鼻の穴の奥や喉が腫れぼったく痛み始めました。

最初は「あれ,風邪引いたかな?」なんても思いましたが今朝起きてこの風を感じてナットク。

そして鼻の奥のむずむずが始まりました。マスクしたって外に出れば防ぎようがありません。

こうまで花粉症の罹患率が高ければ国民病と言っていいでしょう。花粉症も市民権を得まして

そんな訳ではいい時代になった(?)のかな。一昔前は花粉症なんて贅沢病,怠け,気のせい

なんて言われてましたからね。そんな風に声高々に言っていた人たちの根拠となっていたのが

林業従事者や森林近くで農業やってる人たちに花粉症を訴える人が少ない,と言う主張です。

はたしてどうなのか? ある研究によると花粉症の症状は花粉単体よりも自動車などの

浮遊煤塵のどと結合すると凶暴化すると言う話しです。まぁでも近年は田舎ほど自動車依存の

生活ですよね。どこに行くのでも自家用車となってしまう。都会と田舎の決定的な違いは

後者は山や畑や未舗装の道路空き地が多いと言う事です。飛来した花粉は土や泥や砂地に

落ちればそのまま吸収されてしまいます。それに対し都会はアスファルトやコンクリートが

圧倒的に多く飛んで来た花粉は硬い地面に着地してもそのまま積もり積もって行きます。

そして風が吹こうものなら一気に何日も前の花粉まで一緒に舞い上がります。こいつは

厄介な事に水に当たりでもしないと3ヵ月くらいは生き延びると言われています。

雨でも降ってくれて流してくれれば大助かりですが冬のこの時期雨はそう多くなくおまけに

空気は乾燥してて簡単に舞い上がるのです。 ああなんてユウウツなんでしょう・・・・・



花粉症に対して決定的な有効手段は・・・残念ですがない,と言っていいでしょう。

まずは吸い込まない事。外出時は必ずマスクを。積極的療法としては薬の服用です。

しかしこれは眠くなったり薬の長期服用の弊害も気になります。眠くなるので使えない

と言う方は寝る前の日に一回の服用でいいと思います。もし副作用が出る方,合わない方は

別の方法を考えませんと。いちばん積極的な手段として耳鼻科で受けられるレーザー治療が

あります。これは片方だいたい15分くらいで済みます。費用は一回5000円くらいでしょうか。

もしやるのなら片方ずつ別の日にやった方がいいと思います。術後は一週間くらい猛烈に

鼻づまりして両方一緒にやったら鼻呼吸が一切出来なくなり死ぬほど息苦しくなります。

まぁ鼻づまりで苦しんでる他人の気持ちが判る・・・ってのはありますがねぇ。

これをして一切花粉症から解放された,なんて劇的に良くなられる方々もいます。

しかし私は過去2回やりましたが,効くには効いたけどしばらくすると元通り・・なんて

始末でした。個人差があります。費用対効果はまちまちなのでやってみないことには

なんとも言えません。

残念ながら東洋医学では対症療法となってしまいます。漢方薬を気長に飲み続けるのも

いいかも知れません。花粉症のみならずその他の体質改善が促されるのも期待できますし。

ちなみに私は連れ合いがこの時季になると漢方飲みますのでついでに飲まされています。

ウコンがいっぱい入ったヤツです。

はり治療では顔面部の経穴に刺針する他身体の水分代謝を促すような配穴,ツボ取りをします。

東洋医学で言う所の「水」とはリンパ液や血液中の細胞を除いた成分の血漿だと思えばいいと

思います。人間の身体には「気・血・津液(しんえき)」が巡っていてそれらの進行が滞ると

病気になると考えます。この津液と言うのが「水」です。これがどこかで停滞したり流れに

支障があったりすると「水」がすえたり濁ったりして身体に悪さします。とかくアレルギーは

この水の悪さと東洋医学では考えます。人間の五臓六腑で水と係わりのが深い臓腑があると

考えられているのは「肺・脾・腎・三焦」です。肺と脾と腎は実際の臓器があるので想像し

やすいですが三焦って? これは俗に言う五臓六腑の六番目に当たる「腑」です。

昔の中国の医学者さんが身体の水分代謝をもっぱら引き受ける臓腑があるに違いない,と考え

想像上のものを作ったのです。だから臓腑がはじめ五対五で吊り合ってたものをわざわざ

バランスをこわしてまで最後にひとつくっつけてしまったのです。なんか面白いですね。

実際のはり治療ではこれらの臓腑と関連の深い経穴(つぼ)を選んで施術します。

ご自分で出来る事としてはまず水分代謝を良くするよう気をつけて下さい。それを悪く

する最もな原因は冷えです。特にくるぶし辺りの冷えは大敵です。くるぶしの周りはリンパ節

もありその辺りのリンパの流れが悪くなればむくみも出ますし不思議と肩や首がこってきます。

お風呂で暖まってくるぶし周辺を四本の指の腹でやさしくマッサージしてあげましょう。

続いてひざの裏,そして太ももの内側。最後にソケイ部。これだけでも大分違いが出ますよ。

その他としては軽く有酸素運動をして汗をかくこと。出来れば習慣としてつづけ行ければ

基礎体温があがり冷えに強く風邪を引きにくい身体になることでしょう。



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Posted by Brewman at 13:19│Comments(0)健康
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