2011年02月25日
健康牛乳
八ヶ岳山麓の新鮮な牛乳を風呂上りに
グピグピッと飲み干します。
ああ,なんと気分爽快な事でしょう。
気持ちのいい源泉掛け流しの温泉に
タップリ入った後の渇いた体には
やっぱり冷えたビール・・・ではなくって
たまにはこんなバージョンもいいのでは
ないでしょうか。
思えば私の少年時代,銭湯は徒歩圏
内に,どこにでもあったのです。
「家の風呂が壊れてて・・」なんてウソを
ついては,よく友達と近所にあった銭湯に行ったもんです。そこは町の社交場,様々な人達が
いて,社会勉強にもなったのでした。
私と友達は背中に石けんを塗りたくっては,湯船の外側の壁に仰向けになって足をくっ付け
「いち・にの・さぁーっん」で蹴って,銭湯魚雷ごっこに耽ったものです。
仕舞いには番台のおばちゃんに出入り禁止を言い渡されちゃいました。その後はほとぼりが
冷めても余り銭湯に行くこともなんとなく無くなってしまい,気が付けばその銭湯も更地に
なって,ちんまりした家が何軒か後に建ったのでした。なんかさびしいなぁ~。
銭湯と里山は,今や日本が守るべき伝統文化の筆頭ではないでしょうか。京都のもったいぶった
お寺さんとかもいいですが,ああ言うのはいわば余所行きの文化伝統。もっと言えばです
年末年始の特別バージョン,もしくは観光用のカルチャー。
銭湯や里山なんかの方がよっぽど我々の琴線に触れるものがあるとですと(かなり勝手な事
ほざいとります)。
子供の頃,風呂上りの火照ったからだに楽しみだったのは,コーヒー牛乳かリンゴジュース。
厚手のビンに入ったあの触感がヒンヤリして心地よかった。コーヒーは甘アマで,リンゴの
ジュースは透き通ってて,なんかションベンみたいな色合い。そんなんが好きだったのです。
しかしたまに気まぐれで牛乳とかをのんだこともありした。子供にとっては風呂に入るってのは
ある意味ちょっとした辛抱・苦行です。めんどくさいし熱くて息苦しいし・・・・なんてこと。
その後の甘~い飲み物は,自分へのご褒美なんだと勝手に決め付けいるのです。なのでまったく
甘味の無い,しかも普段親から「飲め飲め!」と強要されてる牛乳は,いわば敵みたいなモン。
でもたまに意を決して飲むのです。そうして飲んだ牛乳の味は,甘味のある他の飲み物にはない
すっきりと,しかしマッタリとした,不思議な美味さがあったのです。
そう,風呂上りにはやっぱ牛乳だね。
Posted by Brewman at 13:50│Comments(0)
│おちゃらけ
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