2011年01月31日

よこはまばし商店街

よこはまばし商店街

日曜日の午前中,清水ヶ丘公園のプールで息子に水泳指導。コイツ,なかなか真剣にならんので

時々鬼コーチに変身。子供がもっとちっちゃかった頃,余所のお父さんが自分の子に厳しく

水泳を教えてる姿を見て,「なんでもっと楽しく教えてやんないんだろ・・・?」なんて牧歌的に

眺めてましたが,自分のだんになると「このアホーめ,まじめにやらんかいーっ!」

いつまでもダラダラと無駄な水遊びに興じる息子に苛立ちを感じずにはいられません。

しかし考えてみればまだ五つ。水に戯れるだけで楽しく,またそれに対する怖さもあるのです。

「もっとオオラカに構えてやらねば・・・・・」とは思うのでが,「コイツほっときゃ何時までも

ちゃばちゃばやってるだけ」ってのは目に見えてます。

「子育ては辛抱,待つ事が肝心」なんですが,埒の明かない展開にオトーさんは時に切れるのです。

「オメーを毎回水遊びに連れて来てやってんじゃねェーぞっ!」なんて言っちゃうのです。

ひるがえって我が少年時代。どんなだったけなぁー? 多分,もっと性質が悪かったっけ・・・・・


お昼も過ぎてて,じゃあどっかで昼食を,と言う運びになりやって来てのは「よこはまばし商店街」。

ウチの近くには「松原商店街」と言う全国区的な商店街もあるのですが,まぁ一度は行って

見たかったと女房が言うので来たのですよ。

私と一緒になるまで純粋な横浜市民でなかった妻。そして前を通り過ぎるだけで一度も入った

事のない私。なんでじゃぁ今なのか,と言えばそれはテレビのお陰です。「アド真チック天国」とか

言う番組で先々週だかに紹介された所。つまり地元の御のぼりさんになったってワケです。

しかし女と言う奴は(おっと,この言い方キケン),どうしてこうした安売り現場が大好きなのか?

「だったらデパートで買い物できるくらい稼ぎを持ってきなさいよ」って言われると困るので

わたくしは「ナントか市」とか「バザール」なんて名の付く現場に付き合うのを拒んだ事は

ないのです。多分,女房的には,「掘り出し物」とか「お買い得」って言うたぐいの物を

発掘する事自体に説明付かない奇妙な喜びを見出すのでしょう。

物を見付け所有する事や買い物自体に殆ど興味のない自分からすると,時に「安物買いの銭失い」を

やらかす連れ合いに,「こいつアホちゃうけ?」と思うのですが,まぁ人はそれぞれ,各々の人生の

楽しみ方,ちゅーもんがあるんですよ。 ああ,人生って 深いなぁ~


よこはまばし商店街

大通り公園とは反対側の入り口の,通りの反対側にも少し商店街が続き,横断歩道を渡って

直ぐの所の団子屋さんで買ったみたらし。このお店も番組で紹介されてました。その店に真っ先

向かう所がなんかほんと田舎モン。でもなんも言いません,実は妻が田舎っぺだなんて。

しかしテレビで流してまだ二週間,なんかちょっと気恥ずかしい感じ。

そんなてらいを払拭するほどに,このダンゴ,美味かったんですよ。番組では焼き立てが

出て来るって言ってましたが,ほんと温かく,食い付けばビニョ~んと団子が伸びるのです。

柔らかく,タレ加減もよかっです。また買いにこよ。


よこはまばし商店街

これまたテレビで仕入れた知識なんで恐縮ですが,何ゆえここが「よこはま゛ばし゛」

なのかと言えば,今の大通り公園は昔は水路になっていたようで,そこを渡す橋が架かっていた

のがその名の由来だと。戦後は闇市や赤線街として賑わったと。 ほー,なるほど。筋金入りの

横浜の下町ですな。

しかし水際,そしてそこに「橋」が渡った辺り中心に,人の世の淫靡な営みを引き付ける力が

作用する,って事は事実のようです。我が家からそう遠くない所には「保土ヶ谷橋」と言う

三叉路交差点がありまして,ここはその昔その名のとおり川があり,橋が掛かっていたようです。

ここは国道一号であり,つまり東海道。江戸時代までは保土ヶ谷関所があり,多くの旅籠が

ありました。そうした所は旅の疲れを解きほぐす癒しの場と言う要素もあり,そうなれば

歓楽街としての需要も生まれるのです。

この保土ヶ谷橋は当時関所近くに出現した歓楽街としては浜松・吉原などと並んで有数の

規模だったらしく,たくさんの置屋さんもあったとか。今の風情からすると想像も出来ないのですが

昭和30年代まではその筋の女性がいたそうです。

なんでなんでしょうか? 20代後半にあちこち世界中を旅してましたけど,大体そうし場所って

橋の袂にある,ってのが相場です。橋のある所には川が流れ,それがあっちの世界とこっちの

世界を分け隔ててます。そうしたはっきりと境界線のある所に,他の例では国境とかです

そうした所では人は浮世を束の間忘れ,羽目を外しやすい心理になれるのでしょうか。

川向こうで浮世離れの束の間の夢を見て,目が覚めたら過ちをすべて水に流し,そして

ちょっとこざっぱりした気分で橋を渡って現実世界にお帰り成りと。 そんなところかな・・・・・


また随分脱線しちゃいましたね。ああそれで何の話しだったかって言えば,よこはまばしですよ。

でも今更ここの事をあまり言う事はありません。しかし何でも安かった。そしてまぁまぁ物は

悪くなかったように思えます。また来たいですね。


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Posted by Brewman at 15:02│Comments(0)散策
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