2011年01月05日

謹賀新年23

謹賀新年23

遅ればせながら,明けましておめでとう御座います,です。

ずいぶんタップリお休みを頂きまして,すっかりアタマは正月ボケ。カラダもきっと鈍って

しまってることでしょう。これでプロとしての仕事はままなるのか,否か・・・・・・。

ああしかし,有難い事に朝一番からお仕事ありまして,なんとか納得いく仕事は

出来たかなぁ・・・と,思ったりして。

ああでもそれはいけません,間違いですね。あくまでも「納得」とは,受けた側の感想でして

施術をした側が言うのは自己満足でしかありません。お相手の主観で評価される立場。

それを忘れてはなりませんね。今年も精進かさねて参りたいと思います。


てなワケでして,ってまったく脈略が無いのですが,天気の良かった正月に初詣に参ったのが

この長谷寺さまです。ここ何年かの我が家の行事になってまして,鎌倉詣では最初の頃

八幡さまだったのですが,こんなとこ三が日にでも行こうったらアナタもう,混んじゃって

大変な目に合います。なのでウチでは数年前よりこのお寺様にお参りする事になりました。

けっこういい穴場初詣スポットだと思います。神社ではありませんが,鎌倉と言う場所といい

海が高台から望めるロケーションといい,境内の和やかな雰囲気といい,申し分ないのに

正月からそうバカみたいに混雑しないで,割りとゆっくりお参りできますよ。ここオススメ。

謹賀新年23

元旦は近くの公園から初日の出を(妻に無理やり起こされ)拝みました。 (眠くて辛かった・・・)

何年かぶりに初日の出なんかを眺めましたが,この日の朝は天空はもちろんの事,地平線にさえ

雲ひとつ,かすみも無い状態でして,完全なるサンライズが見られました。まぁ見事な初日の出。

なんでも大晦日は鹿児島でさえ22cmの積雪があったとか。

と言うわけでして,関東地方のみこの三が日はいい天気でした。それだけになのかの放射冷却

現象で,まぁかなり寒かった気がします。

長谷寺の境内ではいたる所でこの蝋梅の木が植えられています。この木,一番寒い季節を選んで

わざわざ花を咲かせるのですね。花の盛りはまだこれからのよう。つぼみのままの木が多かった

でした。しかし幾つかは既に咲いていて,まことに芳しい匂いを放っています。

冷たく締まった空気故なのか,花に鼻を(えっ,洒落?)近づけますと,濃密な香りが漂って来ます。

なんとも形容しがたい香り。

やはり自然界の営みは偉大だと思います。この香り一つとっても,人間は科学的に産生出来ない

事でしょう。だいたい我々は未だにトマト一つさえ人工的に作り出せません。人間がやってる事は

つまり,その他の力を拝借して都合良く改良して利用してるだけ・・なのですね。

今年はより(?)謙虚に。これを座右の銘にしましょう。

謹賀新年23

今年になるまで私知りませんでしたが,ここのお寺は高野山系のようです。

高野山の開祖は言わずと知れた弘法大師様。空海さん,お出は今の和歌山の山中のようで。

ある話に寄れば,その土地は鉄や水銀が当時出たようで,それで儲けた土地の人々は,少年期から

神童と誉れ高かった空海に当時ではとても珍しかった私費留学と言うカタチで遣唐使船に乗せた

と言う話です。

唐の国に渡って空海がハマッたのが密教。それにいちばん興味がそそられたのでしょう。

純粋にオモシロかった・・・んだと思います。今的に言えば,ちょっと怪しい系・・だと思います。

でも天才の空海,タダでは起きないのですよ。行ったからには他人が余りやらないような事こそ

面白みが合ったんでしょう。

上の写真はチベットではよくそこらかしこに見られるマニ車。これ一回まわせばお経の巻物

一反読んだのと同じだけの功徳を積める,と言うハイテク・マシーン。凄いですねぇ。

チベットは今だ生きた密教が唯一存在する国です。その国の象徴のような物がここにこうして

あるのは偶然ではないのでしょう。大師さまもきっとお喜びの筈。

しかしチベットを単なる観光資源としてしか考えてない強国の支配下,今後の事が心配です。

謹賀新年23

本堂でのお参りも済まし,階段を登っていくと海が良く見渡せる場所が境内の山の

上の方にあります。その途中の階段には枝から落ちたもみじの葉が集まっていました。

謹賀新年23

道は急勾配ですが,良く整備された道になっているので,お年寄りの方にも

歩き易いと思います。隅々まで良く管理の行き届いたお寺さんで,毎年気分良くお参りでき

感謝です。眼下には由比ガ浜が望め,雲が少なければ大島が右前方に認められます。


嗚呼しかし,こうして新年からお参りして,自分的には厳粛な気分のつもりでいたのですが

お賽銭投げて手を合わせる時に,何を考えるかと言えば,やっぱ現世ご利益・・だったりする

のですな。まぁこれもこれでいい,あんまし人間出来てしまうとお迎えがやって来る,って

話しもありますので。

謹賀新年23

境内の高い方から下りて来るとこんな可愛いお地蔵様がお出迎えくださいました。

無益な争い事の少ない,実りのある年になってもらいたいものです。

謹賀新年23

 帰り道,江ノ電に乗って藤沢の終点まで行くと,どん詰まりの線路のおしまいには今年の干支

ウサギさんがおりました。  ぴょっん,と 様々な難問を飛び越えられる日が来ますように。

なむナム・・・・


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Posted by Brewman at 15:46│Comments(2)散策
この記事へのコメント
明けましておめでとう御座います。
本年も宜しくお願いいたします。
本業もご繁盛されることをお祈り
いたします。
長谷寺にお出かけしたようで、
あちこちと賑わっていたことでしょう。
蝋梅が少し咲いているようですね。
古都鎌倉は蝋梅を良く見受けます。
Posted by なっちゃんなっちゃん at 2011年01月05日 20:23
ナツさま,明けましておめでとう御座います。
昨年中はご訪問と多くのコメントありがとう御座いました。
お陰様で,このブログを続ける勇気を頂きました。
重ねて感謝いたします。

気が付けば書き始めて1年か経ちました。
今後も出来る限り続けてまいりたいとの所存です。
どうか宜しくお願いします。
Posted by BrewmanBrewman at 2011年01月06日 11:48
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