2011年02月21日
ラガービール
1月上旬に仕込みをして,ビン詰め
から2週間経過した,今年初めての
下面醗酵ビールです。
酵母は伊豆で買って来た「谷の風
ビール」のピルスナーより培養して
元ダネとしました。
ホップは圧縮タイプの生ザーツを
ビター・アロマ・ドライとして1オンス
(28.4g)使用。
モルトは麦芽風味の強い物を使って
モルト・テイストを出してみようとの
魂胆です。
それで出来上がったのがこのビール。上面醗酵ビールよりも低い醸造温度で醗酵するラガー酵母
のビールなので,当然各ステージ仕上がりに時間が掛かります。ビン詰め2週間ではまだ炭酸の
入りが不十分で,泡のキメも荒い感じです。
味はまだまだと言った感じ。全体的に余計な甘味を引きずっていて,風味が立体感の無い
平たい印象です。今回使用したモルトは麦芽風味の強く出るものをあえて100%で仕込んだので
色合いはこの様に濃い目に出てしまったのですね。
正直ちょっと想定外。もう少し薄く出るかな・・なんて思っとったんですがねぇ。
まあ,でもこれも悪くないでしょう。ボディーの厚いモルトなので,多分このまま月日が経っても
ラガービールとしてはけっこう甘味を残すモノになるのかな。
最初は単純に普通に,「ボヘミィアン・タイプのピルスナー・・・・・・・」なんて夢想してたの
でありますが,このまま上手く行ったとしても,それは多分あえて言えば,「メルツェン・タイプ」
そんな感じになるんじゃないのでしょうかね。
このタイプのビールは3月に仕込んで10月のビール祭りに樽開けして飲む下面醗酵ビール。
色はちょい濃い目で,甘味があり,ホップは抑え気味なので苦味弱く・・・・・,と言うことは
まさに期せずしてこれになっちゃった,ってもんなんですね。
ご本家のフェスト・ビールは,3月から数えて半年以上も寝かせるワケなので,さすがにこちらは
そんな訳には行きませんが,売り物ではありませんので,じっくり熟成を掛けて,せいぜい美味く
なってもらいましょう。
Posted by Brewman at 15:21│Comments(0)
│ビール
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