2010年08月06日

自作IPA

自作IPA
暑い夏のランチには

カッペリーニで冷静パスタ。

アメリカでは「天使の髪」

なんて表現もされる

そうめんの様に細い

パスタです。

夏野菜のひとつ,ナスを

イカの切り身と玉ねぎで

炒め冷まします。

ボールに細かいみじん切りにしたニンニク,適当に刻んだトマトときゅうり,それに千切ったバジル

の葉を多めに散らし,オリーブ油,レモン汁,ワイン・ビネガー,塩コショウで味付けします。

ここに少しゆるめに茹でて湯切りしたカッペリーニをそのままぶち込んで混ぜ混ぜします。

わざと暖かいまま混ぜる事で,パスタは冷やされる過程で具材から出た汁を吸ってパスタに

味が乗るのです。その後は冷凍庫に入れ5分おきに混ぜ返します。

湯切りして氷水で冷やして和えれば話は早いのですが,こうする事でちょっと美味くなります。

この場合,お昼の時間を考慮して早目に手を打つといいですね。


今回の新作ビールはIPAです。インディアン・ペール・エールですね。インディアンとはインド航海の

為に作ったと言う事が由来です。ペールエール・ビールとは淡色のエール酵母を使ったビールと

言う事です。このIPAはひどく比重が高いビールなので,本来淡い色の筈がアンバー(琥珀)色に

なります。ビールの色合いを決めるのはどの程度熱処理してカラメル化した麦芽をどの位加えるか

によります。うんと熱処理したモルトは真っ黒になり,これを原料に加えたものが黒ビールに

なります。モルトは一般に熱処理するとカラメル化して甘みが増し,更に色付けしていけば黒く

なって行って,コクと苦味が強くなっていくのです。

ですからビールはこの兼ね合いだけをとっても実に様々なレシピが存在しうるのです。

これに他に糖化酵素や酵母,ホップの種類などの組み合わせで無尽蔵のバラエティーが存在しう

るのですね。

今回作ったビールは別名「英国海軍ビール」と言いますが,毎日やさしく揺すってやるくらいの事は

しましたけど,特別長期醸造したわけでも,まして船に乗せてやったのでもありませんでした。

しかし仕込から1ヵ月半,ビン詰めから約20日,まぁ大体飲めるくらいにはなりました。

今回ビタリングとアロマ・ホップにはザーツを,ドライ・ホップにはザーツとカスケードを使用しました。

栓を開けグラスに注いでかいでみると先ずカスケード・ホップ特有の柑橘系の香りがし,少し遅れて

ザーツのスマートな匂いが来ます。本来こんな組み合わせは余りしないのですが,まぁ在庫一斉

処分と言う趣旨もありまして,ザーツを使い切りたかったのですね。でもあながち間違いではなかった

様に思えます。フレーバーに立体感が出たように思えます。

苦味は最初ほとんど感じないのに,後味に割りとしっかり舌の奥に残ってきます。でも痺れるような

苦味の程でもないので直になくなります。

今はまだ若い段階,今後が楽しみです。比重の高いビールなので時間経過と共にモルトと酵母の

かもし出す風味が増してくるでしょう。今のところまったく嫌なオフ・フレーバーなく,雑味もないので

今後が期待できます。

しかしこの段階でもそこそこオイシイので,熟し切るうちについ飲んでしまってなくなってしまう,と言う

恐れがあるのですねぇ・・・・・。我慢がまん,辛抱しんぼう, ですね 何事も。



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Posted by Brewman at 15:31│Comments(0)ビール
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