2010年03月01日

P・ウルケル#2

P・ウルケル#2
週末天王町にあるチェコ・ビールのお店

PIVOさんに再び行って来ました。

ここはなんて言ったってピルスナー

ビール本家本元・元祖である

ピルスナーウルケルを生樽で飲める

事につきます。しかもマスターには

こだわりがあり冷蔵保存で入荷できる

モノでない限り取引商社とは商売しな

いとの事です。

私はもともと上面発酵のビール

英国タイプのエールビールが好きに

なってビールの世界にのめり込みましたが醸造樽の下の方から発酵が始まる低温醸造の

ラガービールも嫌いではありません。その昔十七世紀,ドイツのあるビールマイスターが

チェコはピルセンと言う街に招聘され作ったラガータイプのビールがこのビールでして

余りに美味く出来てしまったので街の名前がそのままビールのひとつのジャンルになって

しまったほどのものです。それまでのドイツビールは白濁していたそうですがピルセンで

つくると不思議非常に透明度の高いものが出来た。多分チェコの美味い軟水のお陰と言わ

れています。それとビール造りには欠かせないのがポップですが,この土地原産のものに

ザーツ(SAAZ)種と言うのがあります。こいつはよくゴマの香り,だなんて紹介される

事が多いのですが,私的に言わせてもらえばフルーティーさとは違う透明感のある甘い

香りがします。あくまでも主観に基づいてですが。

いい水に相性の良いポップ,それを使ってドイツの腕のいいビールマイスターが造ったのが

このピルスナーウルケルです。

味はポップの苦味が強いとよく言われますが確かに後味に苦さが残る気はするけど旨いので

苦味はほとんど気にならない程で女性でも大丈夫そう。匂いや口当たりはむしろまろやかな

くらいです。ほんのりとモルトの甘い風味を感じさせますがザーツポップとのバランスが良く

炭酸はそれほどきつくありません。「飲むパン」とベルギーなどではビールが称される事も

あるようですがこれを飲めば納得です。非常に栄養価も高そうで生酵母タップリなので飲めば

呑むほどに健康になりそうです。ああそう,あとお肌には特にいいとか。ビタミンも豊富ですし。

日本ではビルスなーと言えば淡色で喉越しすっきり,で炭酸もきつめなまず最初に喉を潤す

タイプのビールと思われているようですが,本家のものはご覧の通り色は割りと濃く味も大きく

違ってこのウルケルは飲むほどに味わい深さが増し酔うほどに幸せにしてくれます。


今回また合わせてウルケル・ダークブラックも頂きました。コクの強い嫌味とくどさのまったく

ないとても上等な甘い風味を醸した最高の黒ビールでした。
P・ウルケル#2




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Posted by Brewman at 15:57│Comments(0)ビール
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