2010年02月05日

ビール酵母パン

ビール酵母パン
今朝焼いたパンです。

ホームベーカリーで

作りました。

パン作りは連れ合いの

担当なのですが

このパンがちょっと

違いますのはパンを

膨らませるのに普通

ドライイーストを

使いますが今回は

ビール作りで出た澱を使いスターターを作りパンを発酵させました。

麦汁を酵母で発酵させるとビールになりますがその際樽の底に沈殿物が溜まります。

それらは役目を終えた酵母をタップリ含んだ麦芽粕です。日本酒の場合が酒かすです。

それをすくって水と小麦粉,それに砂糖を少々加え温かい所に置いときますと再度酵母が

活性化してきます。ぶくぶくと泡立ち膨れてくるので判ります。濃度はクレープ液と

ホットケーキ液の中間くらいの加減でしょうか。まあ適当で大丈夫です。

こいつを元ダネとして増やして発酵の元となるスターターを作ってパン作りをすると

けっこう美味いパンになってくれます。出来上がったパンはしっとりふわふわ。

ドライイーストで作ったよりもグルテンの網目構造が密になり柔らかいけど歯ごたえのある

物が出来る気がします。

ドライイーストはいわば酵母菌が仮死状態にあります。それを水や小麦粉を与え冬眠から

目覚めさせる訳ですが当然起きたばっかりなので余り元気がなく本来の力が上手く発揮

出来ないのでしょう。ですから一週間くらい前からイーストを起こして準備しておくのも

いいでしょう。大体室温くらいの所で2・3日タッパーでふたを少しずらして。呼吸弁の付いた

のなんかいいでしょう。その後ふたを開け放して見るのもいいと思います。そうすると

空気中に浮遊してる天然酵母に元ダネが感染してちょっと酸っぱめのパンになると思います。

それを繰り返し培養していけば自分ちのオリジナル・ブレットとなります。自分の家に普段

一緒に暮らしている酵母菌です。それはきっと各家庭の独自のもので暮らしている人々にとって

いちばん相性のいいものに違いありません。手前味噌が美味のってこんな理由だと思います。

ドライイーストだって繰り返し使っていけば立派な自然酵母です。作る度にその家の特徴に

あったものへと変容していく事でしょう。保存は冷蔵庫で大丈夫です。

私のビール酵母も最初はドライイーストから始めそうして3回繰り返しスターターを作って

ビールにして来ましたから第三世代と言うことでしょうか。最後は黒ビールでしたので

パンも黒パンみたな色でしたがそれもパン酵母として繰り返し使ってますので最近は大分

普通の色になってきてます。味は最初の頃はやっぱちょっとビールっぽい風味がしてました。


医食同源と言う言葉があります。美味いし身体にもよい。いや多分そもそも身体にいい物は

大体において美味いのじゃないのでしょうか。

やってみればさほど大変じゃないし難しくもない。自然酵母パンぜひ作ってみては・・・・



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Posted by Brewman at 12:57│Comments(0)酵母パン
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