2011年07月09日

めまい・耳鳴り・難聴の鍼灸治療

めまい・耳鳴り・難聴の鍼灸治療

めまい・耳鳴り・難聴にはそれぞれ幾つかのタイプがあるのですが、この内この3症状を

伴うものを「メニエル氏症候群」と呼んでいます。

耳の鼓膜の内側の奥にはカタツムリの様な形をしたラセン状をしたものがあり、

ここで音を感じ取っています。ラセンの中にはリンパ液が適度に入っているのですが、

この量が多過ぎになったりすると,音を過剰に感じ取ってしまい耳鳴りになったり、

逆に聴こえづらくなったりします。



リンパ液の代謝は自律神経の影響を強く受けます。自律神経は個人差はありますが

疲労やストレスなどで簡単に失調しやすく、その影響が耳のリンパ液に出れば

耳鳴り・難聴という症状になってしまいます。



音を感じるカタツムリ型の器官のお隣には「三半規管」と言う三つのループ状のものがあり、

ここで身体の傾きや加速感覚を感じ取っています。

ここも内部はリンパ液で満たされていて、そのリンパ液の代謝が上手く行ってないと、

身体の平衡感覚がおかしくなったり、酷くなれば天井がグルグル回ってしまう様な障害が

でます。

やはりリンパの問題なので、疲労やストレスなど自律神経の不調を引き起こす要因で

罹患する可能性があります。



対策としては利尿剤などを医師に処方してもらい、過剰なリンパの代謝を促す措置が

一般的です。その他ストレスを軽減する為の精神安定剤や睡眠導入剤が処方される事が

多いようです。



針灸学的には先ずその方の免疫と抵抗力をつけてもらう事を主眼に治療を行ないます。

よく初めにお話を伺い、その方がどの様な要因により罹患したのかを探り、

疲労があるのなら体の凝りや疲れを除去する針治療を施します。

ストレスもしくは心因性の問題があるのならカウンセリングもかね因果関係を供に解明し、

精神的緊張を和らげる施術をいたします。



どちらのケースでも耳の後ろ斜め下にある骨の突起の辺りに強い緊張が見られます。

ここには首をねじったり傾けたりする筋肉が付いてて、この筋肉が緊張して興奮状態に

ありますと、その骨の突起にも興奮が伝わってしまいます。そこの中には前述した

カタツムリ型の音を感じる器官と平衡感覚を司る三半規管があります。

興奮刺激が伝わると自律神経が誤作動を起こし、結果耳鳴り難聴めまいが

起きやすくなります。

先ずはこの周辺の筋肉の緊張を取ることから治療が始まります。筋肉の緊張を

除去するに当たって、針は最も高い効果を発揮します。



自律神経の失調に伴う各症状には腰をすえた治療が望ましいです。

しかし確実に身体の抵抗力を増し、くすりに頼らなくとも大丈夫なからだを取り戻すことに

貢献できる療法です。



出張専門鍼灸マッサージ院あまんゆリラックス      TEL.090-4063-7815



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Posted by Brewman at 11:00│Comments(0)治療
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