2010年11月26日

ビワの花

ビワの花
今年2年ぶりに咲いて

くれたビワの花です。

我が家に苗でやって来て

かれこれ5年位にはなる

のですが,まだ背丈は

大人の胸の高さ程度。

買って来た当初は家の

植え込みに植えてやった

のですが,ご親切な

近所の方が教えてくれました。

「このままこうして植えて置くと,その内根が植え込み下のコンクリートさえ突き破る」と。

そうなんですね,ビワの木は繁殖力が非常に旺盛で,ビックリする位成長も早く,当然上に

だけでなくて根も地中で張り出していきます。成長が早いにも拘らず,幹は硬く頑丈で

同じ様に根だって大抵のものを突き破って掘り進んでいく力があるようです。

こんなものを家の植え込みに植えたままにして置けば,その他の樹木を枯らし,埋め込んである

水道管や電気のコードを断ち切り,仕舞いには家の基礎に穴を開けかねません。

こいつはホントに地に植えるとあっという間にグングン成長してしまい,気が付いたら巨木に

なってた・・・なんて事態になった人も多い事でしょう。

なのでその成長力の恐ろしさ故に,未だにプランター内で「生かさず殺さず」状態です。

こうして何年に1度か花を咲かせ,そうするとその内実を幾つか付けてくれたりします。

前回実を付けた時には訳の分からない息子が面白がって実をもいでポイッてやってしまいました。

なので味わった事はまだ無いのですね。

バカ息子の振る舞いにはえらく腹が立ちましたが,また当時3才。怒るわけにもいかず,まったく

無念でした。今回こそは,です。さすがにもう5才,2度とやらない,と思いたいですが・・・・・


中国の南方が原産のこの枇杷。原産地の気候などお構いナシに,どこでも繁殖できそうです。

金木犀などもその様ですね。

繁殖力の強さ,成長の早さ,それにはきっと何か秘密があるのでしょうか?

むかしの中国人もその様に考えたようです。なのでこのビワの実,は食べたとして,ではなく

葉っぱの有効利用を思案しました。この葉でお茶を煎じ,そしてお灸の下敷きにして,その成分を

引き出して効能を得ようとしたのです。

もちろん今でも枇杷の灸は用いられていますし,お茶はウチでも飲んでいます。味はとても

爽やかな自然な感じで,充分お茶として楽しめます。これで健康に良いとなれば飲まない手は

ありませんね。なんせ生えてる分はタダですから。新しい葉が出てくると古いのから順に散って

いくのでそれを拾い,天火で乾燥すればお茶やお灸に使えるようになります。

またお風呂に入れてもいいでしょう。きっと効能があるはずです。


むかしの中国の針灸治療ではほんとによくこの枇杷の葉が使われたようです。

なのでこんな言葉が生まれました・・・

「枇杷の木がある家には病人が絶えない」 と言うものです。

つまり枇杷の木が植えてある家には治療を求めて患者さんが引きも切らない,と言う意味なの

だったのですが,これが日本に渡った時には言葉がそのまま伝わったようなのです。

なので日本の一部では「ビワの木を植えるとその家の人は病気になる」 と言う間違った解釈が

されてしまい,ビワの木はさも縁起の悪い樹木だと思われてしまったようです。

逆に言えば,そんな誤解を生むほどにこの木は強い効能を持っている,と言う事の証明なので

しょうかね。



同じカテゴリー(治療)の記事画像
脚のだるさ・膝の痛みの為の鍼灸マッサージ
めまい・耳鳴り・難聴の鍼灸治療
偏頭痛の鍼灸治療
顎関節症の鍼灸治療
不妊症対策2
不妊症対策
同じカテゴリー(治療)の記事
 脚のだるさ・膝の痛みの為の鍼灸マッサージ (2011-08-03 17:41)
 めまい・耳鳴り・難聴の鍼灸治療 (2011-07-09 11:00)
 偏頭痛の鍼灸治療 (2011-06-08 17:24)
 顎関節症の鍼灸治療 (2011-06-01 15:44)
 不妊症対策2 (2011-01-21 13:03)
 不妊症対策 (2010-12-16 15:48)

Posted by Brewman at 14:11│Comments(0)治療
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。