2010年08月19日
渡嘉敷島
台風四号の影響で2日余計に沖縄本島に足止めされましたが8月11日,念願の渡嘉敷島に
初上陸です。今年発生した台風はまだ四つ,と言う事なので,当初はかなり運が悪いゾ!
なんて嘆いていましたが,よくよく考えてみれば,盆休みに台風の影響で遊びの予定が
狂ったのは国民みな同じ。むしろ残り3日快晴の島ライフを過ごせた事を幸運と素直に
思う事にしました。
こんなしょぼいビーチの画像しかないのが心苦しいのですが,大変美しいビーチです。
砂浜はサンゴ礁が細かく砕かれ,それがそのままビーチを形成しています。今回滞在した
宿の前の浜は波の大変穏やかな湾になっているので浅瀬は多少濁りがあるのですが
水中マスクとシュノーケルで沖に向かって泳いで行くと直ぐにサンゴ礁が現れ,その周辺には
たくさんの小魚たちが群れています。イソギンチャクのある所では各種のクマノミ(ニモの仲間たち)
がいます。
この様にちょっと泳いで行ける範囲にサンゴ礁が残っている海は今急速に少なくなっています。
珊瑚の状態の良さではこのケラマ諸島は世界有数でしょう。
サンゴ礁は海の水が適温で海水の栄養分が極端に少ない澄んだ水の中でないと育ちません。
珊瑚にいる海に生活廃水や産業廃棄物などが流れ込むと水が肥沃化して水か濁り珊瑚を
成長させる珊瑚虫は逃げて行きます。結果起こるのは珊瑚の白化現象です。つまり珊瑚が
死んで白骨化するのですね。
海水が肥沃化すると珊瑚の大敵オニヒトデが大発生するとも言われてます。
まぁ他にサンゴ礁の崩壊にはいろいろと理由があるようですが,我々に出来るのは
「海を汚さない」,と言う事に尽きるでしょう。単純にゴミをビーチに捨てないとか,海中で
ションベンしない,とかだけでもいいと思います。やれるところからやりましょう。
健康なサンゴ礁の周りをちょっと見るだけでも,その環境が如何に多くの生命を育んでいるか
と言う事が分かります。それはひとつの美しい小宇宙を眺めるようです。
逆に弱り果てた珊瑚には生命感が乏しく,環境破壊に苦しめられている地上のどこかを
連想させます。悲しいですよね。
この湾にはどう言う訳かウミガメが一匹住み着いていて,シュノーケルをしているとかなりの
確率で見る事が出来ます。遠目に見ていると海底の水草をせっせと食んでたりします。
そして時々海面に浮上して息つきをします。ああナルホド,亀って魚じゃなくって爬虫類なん
だったっけ,なんて思い出します。
海で充分遊んで日が暮れたらシャワーを浴びた後に宿のテラスでやっぱりよく冷えたオリオンの
生ビールをいただきます。ごちそうさまー
Posted by Brewman at 12:49│Comments(0)
│旅行
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