2010年12月16日
不妊症対策
わたし,これまで散々食いモンだの,うまいビールだの,どこ行ったとか,そんなことばっかし
書いてきましたが,実は治療家だったんですよ,ええ。
そもそもこのブログを書き始めたのも,治療院の集客目的だった筈か何時の間にやら
単に私の趣味のページになってたんですねぇ・・・・・・。可笑しいです,じゃなくって
オカシイんですね。こんな筈じゃなかったのに。
ホントわたし,針灸の治療家なんですから。日々ちゃんと仕事してまっせ。
ではたまにはそれらしい話しをしてみなければ・・なんて思ってたこの頃です。
まぁ,こんな事かいてる時点で,説得力がないのですが・・・・・。
時は師走。通年より暖かい12月となっていますが,日々寒さは募ってきますね。
で今回,トピックはずばり「不妊症対策」です。 直球勝負でんな。
職業柄そう言った相談をされることもあるのですが,そんな場合私が先ず相談者に伝えるのは
「とにかく脚・足を暖ったかくして下さい」と言う事です。
女性の身体は月経初日から数えて約1週間で子宮内膜が新たに増殖し,また更に約1週間で
内膜は完成され,同時に排卵します。この期間は必ずしも一定ではないのですが,その後の
2週間は妊娠ホルモンによって妊娠可能な状態に維持され,この期間はきっかりです。
妊娠が無ければ月経が訪れます。
この子宮内膜は,いわば受精卵の為のふかふかで暖ったかいベットです。これがその様な
状態に無ければタマゴは機嫌を損ね,グズッた末ベットから転げ落ちるのですね。
不妊症には医学的助けが無ければ解決しないケースも多いのですが,特に問題が両方になく
と言う場合,生活を改善するだけでその確率が断然高くなる場合も多いのです。
針灸で最も対応できるのは女性の体質改善,特に子宮内膜のコンディションをベストに
もって行く事でしょう。
前述の通り,タマゴが気分良くお腹のベットに落ち付いてもらう為には,そこが居心地が
いい場所である必要があります。先ず暖かく,そしてふかふかに,です。
女性で手足が冷え性と言う方は多いと思います。特にこれからの季節,辛いものがあります。
中には外気温より常に足の方が冷たい,なんて人も。
私は下半身を,その中でもくるぶしから下は徹底的に暖めて下さいとアドバイスします。
内くるぶしの下には割りとまとまったリンパ節があり,これが冷えるとリンパ液の循環が
滞り,そこから中心に浮腫みも広がります。
リンパ液とは,脂分を多く含んだ血漿です。血漿とは血液から血液細胞を除いた液体の事です。
脂は保温材です。内から温まれば,これは強力な断熱材になるのですが,逆に冷えていれば
保冷材ともなってしまうものなんですね。ですからリンパ液が多く溜まるリンパ節のある
内くるぶしを外気で冷やすという事は,ここで保冷材をこしらえて,その保冷材はそこから
徐々に上に向かって移動する所々を冷やして行く,と言う事なのです。
それはどこかと言えば,ふくらはぎからヒザ裏,内モモ,そいてそけいリンパ節を冷やして
その直ぐ上の骨盤内臓器を冷やすのです。そこには子宮や卵巣が収まっています。
足が冷たい方は男女問わずお腹が冷たいものです。そう言った方をお腹だけ暖めても埒か
あきません。逆に言えば,内くるぶしの下を冷やさないようにすれば,事態は思いの他
改善される可能性も高いのですね。
そして暖かいベットになってくれれば,そのベットに敷いてある布団の綿も軽やかに弾性を
取り戻す筈です。
この事は何も妊娠前ばかりでなく,妊娠後にも大いに重要です。
針灸治療で逆子への対応も良く行われるのですが,基本はいっしょ。足を暖める事です。
内くるぶしの下が直接の治療ポイントではありませんが,反応点として良く使われるのが
足の小指の先です。以前相談を受けた時,ここにお灸をして暖めて下さい,と言いました。
お灸と言っても「せんねん灸」などの簡易なものでいいのです。これなら1日一回ご自分で
施灸できますね。 するとどうでしょう,なんと妊娠八ヶ月目で,ある日突然お腹の
赤ちゃんが自らぐるり,と回転したのです。これで逆子は治り,帝王切開はま逃れました。
この事実は,つまりお腹の中の赤ちゃんも,より冷たい下の方に大事な頭を向けたがらない
と言う事なんでしょう。
中には足を暖めると頭がのぼせてムカムカして気分が悪くなると言う,難しいケースもあり
対応は冷え対策に留まらない場合もあります。
とりあえず今日の所はここまで。次回は生活習慣等も含め書き進めて行きたいと思っています。
さて我が家ですが,散々偉そうにこいておき,じゃあどうなんだよっ,て話しなんざんすが
先月水天宮にお参りしたにも拘らず,鳴かず飛ばずのその後。
だいたい旦那も女房ももう年,よれよれ。それでもって精子も卵子もクタビレてまんがな。
その前に買わねば当たらぬ宝くじ,って話しかな・・・・・・・・・・・・・・・かぁぁぁぁぁ(カラスの泣き声)
出張専門鍼灸マッサージ院あまんゆリラックス TEL.090-4063-7815
Posted by Brewman at 15:48│Comments(0)
│治療
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