ヨコハマ　ハリ・マッサージ　アベニュー

　いやぁ～，暑いでやんす。まだまだ暑いデンナ。残暑が残暑の九月です。少しは雨降って

くんないかなぁ～，なんて思います。せめて夕立くらい。今じゃゲリラ豪雨なんてフレーズが

恋しいくらいに感じるでんす。

なので，という訳で，夏ビール行ってみましょう。つまり夏の暑い時に，もしくは夏のように

暑さが堪える時に飲むと美味い，又は適したビールっちゅうこってす。

　
　先ずはご紹介するのが｢ヒューガルデン・ホワイト｣。こちらはベルギーが誇る小麦が主原料の

バイス・ビールです。副原料にコリアンダーシードとオレンジ・ピール(オレンジの皮)が使われて

おります。ベルギービールの特徴として，わざと麦芽以外の糖分やスパイス・ハーブ等を添加する

モノが多いのです。特にトラピスト・ビールと言われる比重の高いビールでは多く使用されています。

普通世間一般で副原料を使用するのは第一に製造コストを下げる為です。第二に，米やコンスター

チを加えると良くも悪くも個性のないビールになり，万人受けし易いのですね。

大量販売する大手の主力ビールは最大公約数的なモノを作らざるをえないので，こうした副原料は

都合がいいのです。

しかしベルギービールに関してはそれとは趣旨がまったく逆で，その副原料のお陰で非常に

個性強烈な，銘柄それぞれ特徴のある味わいになっています。

そうした中でこのヒューガルデンのバイス・ビールはとても飲みやすい爽やかな夏によく合う

一品です。最初｢コリアンダー？」と思ったのですが，陰に隠れた控えめな役割をしていて

けしてバイス酵母由来の香りを邪魔してません。そしてオレンジピールが爽やかさを更に

引き立てています。これもけして目立ち過ぎない感じで好感の持てる脇役を演じています。

バイス酵母は一部のバイツェンにありがちなクローブ臭が強過ぎる感じではなく，バナナ様の

香りの方が前に出てきてる感じでバランスがいいのです。

全体的に控えめな，上品で優等生的なビール・・かな。なので暑い日が続けば毎日最初の半杯は

これで始めたいゾ，なんて思わせる飲み物。でも輸入物なんでやっぱお値段高めデンナ。




これは沖縄の地ビール｢ヘリオス｣のバイス・ビールです。これもなかなかよく出来た小麦麦酒です。

嫌味のないスパイシーさとフルーティーさ。バランスがいいです。そしてやっぱ沖縄と言う土地柄

比重はやや低めでライト・ボディーです。それと少し炭酸がきつめかな。でも泡のキメが細かいので

発泡酒みたいな安っぽさとは違い爽やかですかね。なかなかいい仕事してますヘリオス。




さあ，では最後に，沖縄が誇る量販ビール｢オリオン｣です。しかしこれ｢あれっ？｣て思いませんか。

そうなんです，なんと缶の上部には｢アサヒ｣の文字が見えます。｢なんでだろ？｣　

スーパーでこれ発見した時はちょっと厭な気がしました。と言いますのも，以前どっかの遊園地で

｢バトワイザー｣の缶ビール買って飲んでみると，これがどうしたもんでしょ，縦にしても横にしても

明らかに日本のビールの味なんですね。で，よくよく缶を見てみると，キリン麦酒が日本で

ライセンス製造していたのですよ。まぁ，べつにバドワイザー好きでもないのでよかったのですが

ちょっと懐かしくなってつい買ってみたのですね。日本がバブルで浮かれてた頃，このバド缶に

多くの日本人が少なからず憧れを抱いたもんです。正直，あの当時の我々は海外のビールに味の

違いなんぞ見分けがつかなかったのですね。それでただ外国製ビールのラベルになんかワケの

判らない憧れを抱いたのです。しかし今考えれば，あんまし美味いビールじゃなかった・・・。

でも当時はカッコよく見えたんですねぇ・・・・。ああそ言えば，バドねぇーちゃんいるバドバー

とか一度も行ったことないなぁ。

で，つまりその遊園地で買ったバドワイザーなんですが，「一番搾り｣とか飲まされるのはいい

として，でもこう言うのって，銘柄のまったくトンチンカンなグラスに違うの注がれ飲むみたいな・・

ちょっと妙な，味気ない感じなんですね。こーゆーのやめてくんないかなぁー。

と言う，非常に脱線はなはだしい遠回りになったのですが，この写真にあるオリオン・ビール

間違いありませんでした，正真正銘オリオン・ビールでした。沖縄で飲んだのと同じ。

もし｢Sドライ｣の味がしたらムッとしてたところですが，缶を見ればこちらでの販売網を

アサヒさんに委託して，製造は沖縄の名護工場で行っているとの事です。そ言えば沖縄の

ビール広報の人がオリオン・ビールはこの名護工場で百パーセント製造されてます，って

胸を張ってましたがな。

日本の夏のビーチビールはこれに決定！　なんて勝手に言ってます。じゃんじゃん

どうぞ皆さま酔い(ああパソコンがまた勝手なヘンな変換を・・正しくは〔良い〕)週末を。