2010年03月04日
自家製ピルスナー
醸造樽での一次発酵が終わり
ビン詰めして2週間,二次発酵中の
ビールを試しに一本開けてみました。
上面発酵するエールタイプのビールを
造る事が多いのでが,低温醸造する
ピルスナービールに今回初挑戦です。
下面発酵をするラガー酵母はエール
酵母が好んでよく発酵する温度では
腐りやすくそうでなくてもヘンな
風味のモノになりやすいので冷蔵
設備がないのならこの時期を狙って
造るしかありません。正月に仕込んで樽詰めして5週間,そしてビン詰めから2週間で
こんな具合に仕上がりました。一次発酵中の2月3日にアップした画像の物とと比べると
とてもクリアーになりました。そう期待して造ったのですがちょっと驚きです。美しいなぁ~。
もう夕暮れ時の撮影だったので少し色掛かって見えますが黄色とゴールドの真ん中くらいの
一般に思われているピルスナーの淡色になってましてこれも期待通りです。
泡立ちはまだ余りありませんがいい具合に炭酸が溶け込みきめの細かい泡が舌に淡く触れ
ちょっとシャンパンを連想させてくれます。
味の方は若干まだ麦汁の甘みが残っていて熟成にはもうしばらくと言う感じですが妙な風味や
匂い酸味は出ておらず経過としてはまずまずと言えます。ポップはチェコ産のザーツ種を使い
香りや苦味が飲んだ後ちょっと引きづる感じです。
全体的にはまだちょっとまとまりがないし熟成か浅いので酵母が醸す香りや味わい深さがまだ
足りません。人間で言えば25・6才くらいでしょうか,若々しくって魅力もあるけどまだまだ
一人前に仕事を任せるには未熟でしばらくは辛抱も覚えてもらいたい,と言った按配でしょうか。
でも今後に充分期待を感じさせるポテンシャルを持った一品です・・と言う手前味噌になり
今回もどうもご免なさい。
Posted by Brewman at 12:00│Comments(0)
│ビール
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