2011年11月30日
イタリア、食い倒れの旅7モンテプルチアーノ編
モンテプルチアーノ2日目の朝は気持ちよく晴れ渡ってくれました。
今日はルチアさんの用意してくれた美味しい朝食を食べた後は、この街の散策をしてみる事にしました。
モンテプルチアーノはこの地方には良くある中世に出来た城塞の街です。小高い丘の天辺が街の中心と言う作りで、今そこにあるのは市庁舎です。昔は当然のごとく支配者の館があったのでしょう。
こちらが街の入り口になるプラート門です。ここをくぐって道は蛇行しながら上へ上へと段々に登って、行き着いた先が市庁舎のあるグランデ広場です。その間に当然様々なお店があり、いろいろな街角の風景に出会うのです。
この街はどこをどのように切り取っても、みなポストカードのように絵になる、大変美しい所です。ヨーロッパの街らしく石畳に石造りの街並。古さとモダンなセンスが上手く同居していて目を飽きさせません。西洋の田舎町の良さをギュッと詰めた感じのする、想像の中にあったヨーロッパを体現しているかの街です。
俗なことを言えば、宮崎駿のアニメのモチーフになるような所かな。きっと視察に来ていたに違いありませんね。
天気が良く、ストリートから外れ城壁の方へ向うと、遠くの方まで見渡せます。
建物の扉も壁も、古くからの物を大事にリフォームを重ね使い続けているのが分かります。日本にも千年以上の建築物はありますが、それらはみな重要部管財として保存されているのであって、こちらのように実際の市民の生活の中で息づいているのでありませんね。
石の文明と、木と紙の文化の差ではあるので、仕方ありませんが。
イタリアの、特にこの様な迷路状になった城塞の街では、至る所に狭い傾斜のきつい路地があり、よって小さい車が大いに役立ちます。この路地の先に写っているのは三輪オートです。こんな街ではこれが欠かせないのです。主に荷物の運搬に活躍しています。
そうそうこれ、ルパン三世が「カリオストロの城」で乗ってた車ですよ。色がちっと違いますが。カッコいいからではなく、ほんとこんなでないと不便な思いをする街なんです。
城門から登り詰めた先が街の中央広場なので、その過程では急な坂道や階段がたくさんあります。
ニャンコと老婆と我がせがれ。のんびりとした平和な1日です。
こちらが街の中心、グランデ広場に面して建ってる市庁舎です。建設はなんと十四世紀の終わりだと。まぁ歴史のあること。映画好きの人はひょっとして判るかも知れませんが、この建物はバンパイアもの「トワイライト」のイタリアでの舞台になった所。
こちらは中庭。吸血鬼の親玉たちが威張って座ってた部屋もどこかにあるのでしょう。
2ユーロだったかな?を払ってこんな狭い階段登れば、モンテプルチアーノの一番中心の高い所から、オルチャ渓谷を一望出来るのです。
そろそろお腹も減って来たのでどこかで昼食を・・・・・・・と探していて入ったのはこちらです
注文したのはグラスのワインにパスタとリゾット。で、その内容と評価は・・・・・・ですが、それはまた次回に。ちょっとまた、と言うか、毎回ですが長くなり過ぎましたので。 ではおしまい
Posted by Brewman at 17:12│Comments(2)
│イタリアの旅
この記事へのコメント
ヨーロッパの中世の町並みは、狭い通路を挟んで家々が
並んでいますね。あくまでも写真と少しばかりの歴史書を
見ただけですが・・・・・・・・・・。
現在もこの街に大勢の人が生活しているのは、いかにも
ヨーロッパらしいですね。ロンドンやパリーでも古い建物が
多く見られます。長い年月を経た今も、現役で使える建物は
残しておきたい物ですね。
並んでいますね。あくまでも写真と少しばかりの歴史書を
見ただけですが・・・・・・・・・・。
現在もこの街に大勢の人が生活しているのは、いかにも
ヨーロッパらしいですね。ロンドンやパリーでも古い建物が
多く見られます。長い年月を経た今も、現役で使える建物は
残しておきたい物ですね。
Posted by なっちゃん at 2011年11月30日 19:30
トスカーナのこの田舎町は大変印象深かったです。
まるでおとぎの世界に迷い込んだかの様な。
あのようなところで生活を営んでいる人々が
実際にいるのでね。
まるでおとぎの世界に迷い込んだかの様な。
あのようなところで生活を営んでいる人々が
実際にいるのでね。
Posted by Brewman at 2011年12月02日 09:29
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