2011年10月31日

イタリア,食い倒れの旅3旅のいきさつ

イタリア,食い倒れの旅3旅のいきさつ

今回の旅行の発端は,会社員の妻が勤続20年で頂けた,少し長めの有給休暇を利用して

どこかに行ってみよう!と言うものでした。

バブル期入社の妻ですが,その当時の二十周年休暇は丸々一月もらっていたそうです。

まぁ,なんと言う時代だったのでしょう・・・・・。

しかしそんな悠長な時はすでに昔,今はそれの五分の一程度になってしまいました。

でもあるだけ有り難し。前後に土日休みと数日の更なる有給を付け旅立ち実現となりました。

もちろん自営業のわたくしはタダのズル休み。気が咎めますし,帰った後の仕事があるのか・・・・・

なんて考えたらゾッとするのですが,まぁ人生今があるのみ。出来る時に出来る事をしましょう。


去年辺りからなんとなく話には登ってはいたのだけど,ではどこがいいのか・・・?

子供も少し大きくなったし,成長した後の記憶にも残る年頃で,多少無理して歩かせられる位には

なったかなぁ・・と。

ガツッとアドベンチャー系がいいか,もしくは文科系がいいのか・・・・。

体力的にはせめて就学年齢になってからの方がアウトドアーをワイルドに楽しむのにはいいでしょう。

ただ,子供が適齢期になった時に,私の体力が落ちてやしないかと言うのもあるのですが。

それなら観光旅行でイイでないの,と言う結論。見て食って買って楽しんで・・・系の旅行です。

観光資源が豊富で食い物が飛び切り美味く,妻子を連れて歩くのに充分な治安がある所。

そしてまだ行った事がない国。  

ここまで絞込みをすると,どう考えても「イタリア」が浮上してくるのでした。

バブル期入社の妻は若い時分に一度行った事があるのですが,その時は四大都市ばかりだったと。

ではイタリアの田舎に行ってみますかと。私は予てよりトスカーナ地方の文化に興味がありました。

なのでそこをメインに車を借りてのんびり旅なんかいいよね・・・なんてのんきに夢想してました。

しかし具体的に10日間と言う限られた時間で計画を練り始めると,「もうこんなまとまった海外旅行は

そうできるものじゃない」と思えば,あれこれ欲が出てきて,結局けっこう忙しい旅行日程になって

しまったのでした。

移動箇所は五つの街,訪れた場所は七箇所。三泊が一箇所,二泊が一箇所,一泊が五箇所。

その内ひとつは船中泊となりました。レンタカーは計六日間借りてイタリアの街と街道,高速道路を

何百キロ走ったでしょうか。

出発の前週に発熱し咳込みがちだった子供の体調も気掛かりでした。車酔いして車内で

ゲロ吐くこと幾多。おかげてペナルティーで200ユーロ余計な出費がかさみましたが

ガンバってよく歩いてくれました。

   しかし子供の機嫌取りで,こんなモノをよく買わされました・・・・・・・・・
イタリア,食い倒れの旅3旅のいきさつ

チョコラーテ。甘い甘いココアです。イタリアのバール(BAR)で注文すると所によっては

我々が言う所のココアなんかじゃなく,チョコレートソースみたいなのが出て来て,あまりの甘さに

ギョッとすること幾度かありました。バールによって味や濃度は様々で,それはカプチーノなどでも

みな個性があって,イタリアと言えど一様ではありませんでした。

イタリアのドルチェは美味しいですが,日本人の口にはどれも少々甘過ぎかもしれません。

チョコラーテが甘過ぎたり濃すぎたりした時には「ラテ・カルド(暖かいミルク)」を注文して

自分好みに合わせて飲む事をおススメします。スチームで泡立てたフォームド・ミルクが

チョコラーテのマッタリ感を増し,過度の糖度を中和します。

追加注文してもイタリアのバールでの飲み物は呆れるほどどれも安いので心配ご無用。

もしくは「ラテ・チョコラーテ」と最初からオーダーするのがいいかも知れませんが

場合によってはえらく薄いのが出て来るかも。

いろいろ失敗しつつ,その土地の食文化を学ぶのもまた楽しいものですね。



3月に震災があり,8年間続けて来た治療院の店舗を失い鞍替え営業を始め・・・・・・・・・・・。

社会や経済の落ち着きの無さもあったりして,正直夏までは本当にこの期に旅行に出る

べきなのか? と気持ちが定まっていませんでした。内心うずうずウジウジしてて現実感が

持てなく,前向きな気分になれずにいたのです。

しかしこんな時は女の方が逞しいのかも知れません。迷ったり,行ける事を疑ったりする観は

まったく見せませんでした。その姿に勇気を得られた気分です。


実際どこに行ったかは,余り重要な部分ではなかったのでしょう。

それより,ひとり息子が成長しある程度の分別がつく年齢になったこの時期に,家族で少し長い

時間を共有できた,その事に一番の意味があったと,帰国から日々が経つ毎に思うところです。

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この記事へのコメント
生活の中にも色々な歴史が何方にもあります。
でも外国旅行にも行けたし、幸せいっぱいですよ。
私など外国旅行なんて、夢のまた夢です。
イタリアの珍しい写真など、見せて頂きありがとう
ございます。今度はどんな写真が、なんて楽しみ
にしていました。
帰国したら、気持ちも新たに仕事に頑張りましょう。
若い方は羨ましい限りです。
次は何処の国を訪問されるのでしょうか。
すでにお考えの事でしょう。
Posted by なっちゃんなっちゃん at 2011年10月31日 14:51
今年はこれまでいろいろ出来事がありました。
いいこともそうでないことも、同じ縄の中なのかな・・・・・
なんて思えるのですね、今となると。
とても楽しい旅ができたと思っています。

写真を楽しみにして頂けるのでしょうか。
投稿のしがいがありますね、そう言って頂けると。
最近の性能の良いカメラを買って出掛けたおかげで
たくさんの写真と動画を撮ることが出来ました。
もっとも出来はいいのばかりではないのですが。
頑張ってなるべく多くのフォトをアップしてみます。
Posted by BrewmanBrewman at 2011年10月31日 15:29
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