ヨコハマ　ハリ・マッサージ　アベニュー

週末日曜の天気は予報が外れ，裏切られましたが，土曜日はよく晴れ秋らしい空になりました。

我が家は妻がススキの原が何故か大好きで，毎年この時期，決まってこの仙石原に来ることに

なっちゃってます。

紅葉はともかく，私は自分に秋を慈しむ情緒がないのか，正直このススキを眺めても余り

感じ入るところがないようです。でもまぁ秋の晴れた日にススキの原を歩くのは気持ちの

いいもんです。



秋の乾いた風に吹かれ，ススキの穂がゆれます。なかなかいいもんですね。

箱根は源泉掛け流しの温泉も多いし，よく選べば美味しいレストランもあります。

仙石原からは金時山の頂がよく見え，麓には最近のブームで｢山ガール｣が多く見かけられました。

しかし何時からこんな若い女性が山に興味を示し始めたのでしょう。突然発生的で不思議です。






適当に歩いて時間もそろそろお昼時に近くなってたので，どこかでランチと言う流れです。

国道１号線を町の方に少し戻ると｢川上｣さんと言う自家製ソーセージとパン，輸入ハムなどを

買えるこじんまりしたお店があります。店は小さくとも置いてあるハム類は種類豊富で

ガラスケースを見ているだけで楽しくなっちゃいます。自家製ソーセージもなかなか美味いです。

そしてもうひとつのお楽しみは，ここはドイツのいいビールを常時３種類置いてあるのです。

実は去年も来ていて，その時はハム・ソーセージの盛り合わせと共に｢シュナイダーバイス｣と

言うバイツェン・ビールを飲んで，大変気に入りました。

それまで飲んだことのある小麦麦芽を使用したバイツェン・ビールはクローブ香がきついモノ

が多くて，正直「バイツェンは苦手だなぁ・・｣と思ってました。

でもこのシュナイダーの小麦ビールはスパイス香はそこそこするものの，果物様の香りが高く

最後の一滴まで余さず飲み干しました。

今回も最初それを注文したのですが，隣で食事をしていた初老の夫妻が追加で注文したビールを

見てしまって気が変わり，同じものを頼みなおしました。

これはシュナイダーよりも店で出してる値段で三百円高く，躊躇して決心できなかったのですが

隣テーブルで形の良い背の高いグラスに注がれる，明るく白濁した液体を見てしまっては

もう我慢できなくなりました。



中ビンで千円也。いいお値段ですねぇ。たまの贅沢・・・・？　女房の反応を多少恐ろしく感じて

はいても，まぁ仕方ありません。ここに来たのがそもそもいけないのですから。



もちろんこの銘柄は初めて飲みます。聞いた事も見たこともナシ。ミュンヘンのブランドのようです。

｢アルピルスバッハー｣と言う名前のバイツェン・ビールです。見た目も香りもタダモノではない

風格を感じさせます。口に含むと濃厚な小麦麦芽の風味が舌にまとわりつき，鼻に熱帯の花の蜜を

連想させる甘い香りが抜ける感じがします。ちょっと大袈裟ないいかたかも知れませんが

このビール，非常に美味いです！　今まで飲んだバイツェン・ビールの中で一等賞をあげても

いいかも。バイツェンは爽やかさ故に夏に好まれる傾向がありますが，これは年通で飲んでいたい

ビールですね。もしウチに帰ってこのビールが待ってる，と思えば自然家路もウキウキな気分に

なる事でしょうに。

くどさはないのにしっかり飲み応えと味わいの深かさのあるビールです。正にこれぞバイツェン

と言う一品です。

しかしなぁぁ・・・・・高いよなぁ１本千円は。なんとか安く買えないもんでしょか。



自家製ソーセージもかなりいい仕事してます。出来立てで美味いです。パンも相性よくって

もうこれはドイツに旅した気分にさせられますね。